体臭を抑える食生活

体臭と食べ物の密接な関係

口臭と食べ物に関係があることは誰もが経験していることですよね。ニンニクや納豆、ネギ、アルコールなどを口にすると口臭がきつくなります。

(※なぜ、ある種の食べ物によって口臭がきつくなるのか?ということについては、これで納得!口臭対策完全ガイドに 詳しく解説されているのでそちらを参考にしてください。)

では、体臭はどうなの?食べ物によって強くなったり、弱くなったりするの?ということなんですが、この質問に対する答えは「Yes!」。体臭は食べ物によって強くなります。

まず、典型的なのが日本でもわきが(=腋臭症)の人が増えているということ。戦後、食生活が欧米化して肉類を多く食べる機会が増えたことで30年前に比べて明らかに 体臭の元となるアポクリン汗腺の数が増えて拡大しているんだそうです。(肉類を多く食べるほど、アポクリン汗腺の働きが活発化するんだとか)

さらには加齢臭です。

男性だけでなく、女性も無視できないこの加齢臭の原因は、加齢によって増える過酸化脂質と脂肪酸が反応してできるノネナールというニオイ成分なんですが、 このノネナールは、肉類を食べる前と後を比べると、食後のほうが20倍も増えるということがわかっています。

体臭というのは、汗腺から出る「汗」と皮脂腺から分泌される「皮脂」が皮膚の常在菌と混じって分解されることで発生するものです。そのため食べ物によって 汗や皮脂の分泌が促されてしまうと当然、ニオイもキツくなります。

アポクリン汗腺から分泌される汗には蛋白質や脂質が含まれているといいますから、食べ物によってこのたんぱく質や脂質の量が増えればそれだけニオイも強くなるということもいえるでしょう。 そもそも食べ物によってワキガの元であるアポクリン汗腺そのものを活発化させてしまうので食べ物で体臭が強くなるのはもう間違いのないことです。

体臭を強める食べ物、弱める食べ物

体臭は毎日食べるものに大きく影響されるというのはすでに紹介したとおりです。では具体的に何を食べると体臭が強くなってしまうのか?を紹介します。

体臭を強くする食べ物

肉、卵など硫黄分を含んでいるもの、乳製品全般、アルコールなど

体臭を弱める食べ物

魚、野菜・果物などポリフェノール、ビタミンC・Eなど抗酸化成分を含むもの、食物繊維を含むもの

動物性蛋白質や動物性脂質、そしてアルコールは体臭を強めます。(※ただし、動物性タンパク質・脂質でも魚は体臭を強くしません。)

皮脂の分泌量を抑制したり、活性酸素による脂質の酸化を防ぐためには野菜や果物などに多く含まれる抗酸化成分や各種ビタミンが非常に効果的です。 食物繊維はニオイ成分を吸着して外にでないように引き止めてくれる働きがあります。

よくいわれることですが、昔ながらの日本人の食生活こそが健康にも美容にもいいものであり、体臭を抑えるにもいいということなんです。

脂質は魚から良質なオメガ3系脂肪酸を摂取して、タンパク質も魚、あるいは大豆など植物性タンパク質を意識して摂取するというのがポイントだと思います。

体臭を抑えるためにすべき日常的なケア

わきがなど強烈なものを除くと普段のニオイケアで体臭はある程度防ぐことができます。

ポイント1 汗をふせぐ【男女】

高温多湿の気候の日本において体臭の大敵はやはり汗です。暑くなる季節は汗ケアが最重要になります。汗自体はニオイはありませんが、汗を放置して 常在菌と混じり、分解されるとニオイが発生します。そのため汗ケアとしては汗を抑える制汗ケアと汗をかいたらすぐに拭き取るケアの2つが要になります

食べ物と絡めていうと、汗をかくような食べ物はあまり食べないほうがいいということです。

ポイント2 皮脂対策を徹底【男性】

男性は脂っぽいニオイがすることが多いですが、これは皮脂が酸化することで発生するペラルゴン酸のニオイ。女性に比べて男性ホルモンの影響で皮脂腺が発達している分、 男性は皮脂が酸化することによるニオイ成分の発生に気をつけないといけません。皮脂は汗と一緒に分泌されますから、汗ケア同様に皮脂ケアで分泌させない、分泌したらすぐに拭き取ることが大事です。

食べ物でいうとポリフェノールや各種ビタミンなど皮脂分泌を抑制するものと活性酸素による酸化を防ぐ抗酸化成分を摂取して、皮脂ケアと抗酸化ケアを意識しましょう。

ポイント3 加齢臭のノネナール対策【男女】

加齢臭は脂質が酸化した過酸化脂質と加齢によって増える脂肪酸が原因なので、これらが発生しないように皮脂分泌を抑制する食べ物の摂取、活性酸素による酸化を防ぐ抗酸化成分の摂取が大切です。 もちろん分泌された汗と皮脂ケアも引き続き継続してください。女性の場合は女性ホルモンが減少しはじめる40代ころから加齢臭が気になってきます。

女性ホルモンは皮脂腺の活動を抑制する働きがあるのですが、40代以降、この働きが弱くなってくるので加齢臭がしはじめます。女性の場合は女性ホルモンを安定化させることが 体臭予防につながるので大豆イソフラボンやザクロなど女性ホルモンをサポートする成分も積極的に摂取するようにしてみてください。